東京市場は堅調か。欧州株は上昇し、米国株はまちまちの動き。米国ではコミーFBI長官の解任影響は限定的で、S&P500とナスダック総合は上昇した。ドル円は足元で114円20銭近辺で推移しており、きのうの取引時間の水準よりも円安が進行している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円高の19950円、ドル建ては65円高の19965円で取引を終えた。今期大幅減益計画で決算後の反応が注目されるトヨタはADRでは大きく売られてはいない。何より円安基調が続いていることが日本株にとってはフォローの流れ。米国株も新たなネガティブ材料が出た割にはナスダック総合の高値更新が続くなど、グローバル市場が安定しており、総じて買いが優勢の展開になると考える。ただ、日経平均の2万円はきょうも抵抗にはなりそうで、きのう同様、小幅高での推移が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19870円−19970円。