日経平均は4日ぶり反落。フランス大統領選挙の結果を受けた8日の米国市場では、NYダウは上値が重く5ドル高にとどまった。一方、為替市場では1ドル=113円台前半まで円安が進み、本日の日経平均は19円高からスタートした。日経平均は2万円の大台回復が意識されるものの、直近3日で700円近く上昇したことから短期的な過熱感もあり、寄り付き後は利益確定売り優勢で小幅安水準でのもみ合いが続いた。日中の上下の値幅は79円ほどでこう着感の強い展開だった。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比52.70円安の19843.00円となった。東証1部の売買高は19億9090万株、売買代金は2兆6103億円だった。業種別では、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属が下落率上位だった。一方、空運業、金属製品、建設業が上昇率上位だった。<br/><br/>個別では、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>といった自動車株が軟調で、取引時間中に決算発表したSUBARU<7270>は下げ幅を広げ3%超安となった。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>などがさえない。東エレク<8035>や三菱商事<8058>は2%超の下落。Uアローズ<7606>は前日発表した決算を受けて大きく売られた。また、enish<3667>が急反落して東証1部下落率トップとなり、ALSOK<2331>やGセブンHD<7508>も上位に顔を出した。<br/>一方、期限内に決算短信を発表する方向で調整と報じられた東芝<6502>が4%超上昇したほか、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、NTT<9432><br/>などがしっかり。マネパG<8732>など仮想通貨関連銘柄の一角が物色を集めた。また、サニックス<4651>やレック<7874>がストップ高まで買われ東証1部上昇率上位となった。<br/>

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