今週の新興市場では、いよいよ1-3月期の決算発表が本格化する。米4月雇用統計を受けてNYダウは21000ドル台を回復し、為替相場も1ドル=112円台後半まで円安に振れており、投資家心理は良好だろう。5月7日には注目のフランス大統領選挙・決選投票も通過し、徐々に好業績銘柄を中心とした物色が活発になるとみられる。<br/><br/>今週は5月9日にユナイテッド<2497>、フリークアウト・HD<6094>、グレイステクノロジー<6541>、10日にミクシィ<2121>、クルーズ<2138>、日本マクドナルドHD<2702>、セリア<2782>、ドリコム<3793>、シノケングループ<8909>、11日にUTグループ<2146>、アカツキ<3932>、エン・ジャパン<4849>、平田機工<6258>、12日に力の源HD<3561>、そーせいグループ<4565>、東映アニメーション<4816>、アライドアーキテクツ<6081>、日特エンジニアリング<6145>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>などが決算発表を予定している。市場コンセンサスでミクシィの17年3月期営業利益は前期比約11%減の840億円程度、18年3月期については790億円程度とみられている。また、そーせいグループの18年3月期は前期に一時金を計上した反動で減収減益となることが見込まれている。マニュアル管理ツールの導入拡大が期待されるグレイステクノロジー、主力ゲームが好調なドリコムやアカツキなどは個人投資家からの業績期待が高いようだ。<br/><br/>現時点で新規上場予定銘柄はない。しかし、連休明けとなる今週には6月上場案件の発表があるとみられているため注目しておきたい。<br/><br/><br/>

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