【大幅続落、売買低調で売りに押される】24日(月)<br/><br/>■概況■988.29、-20.35<br/>24日(月)のマザーズ市場では、日経平均が200円を超える上昇となるなか、軟調ぶりが目立った。23日のフランス大統領選挙・第1回投票を通過して為替が円安に振れ、主力大型株に投資家の関心が向かいやすかった。また、25日は北朝鮮人民軍創軍85周年となることから地政学リスクの高まりが意識されたほか、明日のアセンテック<3565>上場を控え直近IPO銘柄に換金売りが広がった。<br/><br/>なお、マザーズ指数は大幅続落、売買代金は概算で723.15億円と今年1月19日以来の低水準だった。騰落数は、値上がり42銘柄、値下がり192銘柄、変わらず3銘柄となった。マザーズ指数は節目の1000ptを再び割り込んでいる。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ソレイジア<4597>、SOSEI<4565>、アカツキ<3932>、サイバーS<3810>、Gunosy<6047>などマザーズ売買代金上位は全般軟調。直近IPO銘柄の旅工房<6548>はストップ安まで売られ、前週人気だったUMN<4585>やテモナ<3985>も10%超下落した。GNI<2160>は新株予約権発行による資金調達を発表し、希薄化懸念からストップ安比例配分となった。<br/><br/>一方、売買代金上位ではミクシィ<2121>やエニグモ<3665>が逆行高。ミクシィは自己株式の消却を発表しており、エニグモは年初来高値を更新した。また、夢展望<3185>や中村超硬<6166>がマザーズ上昇率上位となった。<br/><br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日ぶり反発、買い安心感広がる】25日(火)<br/><br/>■概況■1004.27、+15.98<br/>25日(火)のマザーズ市場では、北朝鮮情勢を巡る地政学リスクへの警戒感が後退し、日経平均が節目の19000円台を回復するなか、買い戻しや押し目買いが優勢となった。主力株のほか、前日軟調だった直近IPO銘柄が強い切り返しを見せ、相場をけん引した。なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で915.90億円。騰落数は、値上がり195銘柄、値下がり36銘柄、変わらず7銘柄となった。マザーズ指数は再び1000pt台を回復して本日の取引を終えている。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>直近IPO銘柄の旅工房<6548>やテモナ<3985>がストップ高まで買われ、TKP<3479>やファイズ<9325>も10%を超える大幅高となった。ファイズはヤマト運輸の運賃値上げ方針が伝わり思惑買いが向かったようだ。名鉄<9048>との業務提携を発表したIIF<6545>はストップ高比例配分。その他、アカツキ<3932>、SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>、ドリコム<3793>、DDS<3782>などが上昇した。一方、GNI<2160>やサイバーS<3810>が小安く、エニグモ<3665>、モバファク<3912>などが軟調。また、従前人気だった直近IPO銘柄のソレイジア<4597>が大きく売られ、マザーズ下落率トップとなった。 なお、本日マザーズ市場へ新規上場したアセンテック<3565>は買い気配のまま初値が付かなかった。<br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【続伸、好地合いでリバウンドに乗る動き】26日(水)<br/><br/>■概況■1021.00、+16.73<br/>26日(水)のマザーズ市場は、米政策期待の高まりなどから日経平均が200円を超える上昇となり、相場全体の好地合いを背景に買い優勢の展開となった。決算発表を控え業績期待の高い銘柄が買われたほか、期待材料のある銘柄のリバウンドに乗る動きなどが見られた。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で1357.70億円。騰落数は、値上がり188銘柄、値下がり42銘柄、変わらず5銘柄となった。マザーズ指数は25日線近辺まで戻している。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>売買代金トップのソレイジア<4597>のほか、マイネット<3928>、グレイス<6541>、ラクス<3923>などが10%を超える上昇となった。ソレイジアは直近の調整に対するリバウンド狙いの買いが強まり、ラクスは前期業績の上方修正や増配が好感された。RIZAP−G<2928>との連携強化が期待材料の夢展望<3185>はストップ高まで買われた。その他、テモナ<3985>、SOSEI<4565>、アカツキ<3932>、ミクシィ<2121>、TKP<3479>などが上昇した。一方、旅工房<6548>、ファイズ<9325>、エニグモ<3665>などが利益確定売り優勢でさえない。また、GNI<2160>がマザーズ下落率トップとなったが、大きく売り込まれる銘柄は限定的だった。<br/><br/>なお、アセンテック<3565>は上場2日目の本日、公開価格の約3.0倍となる高い初値を付け、その後ストップ高水準まで上昇した。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日続伸、材料株や出遅れ銘柄に循環物色】27日(木)<br/><br/>■概況■1033.30、+12.30<br/>27日(木)のマザーズ市場は、日経平均が5日ぶりに反落するなか、堅調な展開となった。主力大型株の決算発表が本格化したものの、大きく値を飛ばす銘柄は限定的で、個人投資家の物色は値動きの軽い中小型株に向かっているようだ。直近の上昇に対する利益確定売りに押される銘柄も見られたが、個別材料株や出遅れ銘柄が循環的に買われた。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1387.39億円。騰落数は、値上がり171銘柄、値下がり58銘柄、変わらず9銘柄となった。マザーズ指数は25日線を上回って本日の取引を終えている。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ソレイジア<4597>、アカツキ<3932>、ミクシィ<2121>、TKP<3479>、マイネット<3928>などが上昇。アカツキは新作ゲームのリリース予定を公表し、大きく買われる場面があった。官民ファンドとの海外展開が報じられた農業総合研究所<3541>は一時ストップ高となり、チェンジ<3962>はカナダBlackBerry社のプラチナ・パートナー認定を発表して後場にストップ高まで急伸した。イノベーション<3970>、JMC<5704>、ピーバン<3559>なども上げが目立った。一方、前日初値を付けたアセンテック<3565>が朝高後下げに転じ、GNI<2160>、SOSEI<4565>、テモナ<3985>も小安い。また、前日にかけて大きく買われていた夢展望<3185>が急反落した。<br/><br/><br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【反落、ゴールデンウイーク入りを控えて換金売り圧力が強まる】28日(金)<br/><br/>■概況■1030.46、-2.84<br/>28日(金)のマザーズ市場では、買い先行でスタートしたものの、日経平均が寄り付き後に軟化する中で、その後は伸び悩む展開になっていった。ゴールデンウイーク入りを控えた週末とあって、ポジション整理の換金売り圧力が強まっていった。なお、マザーズ指数は4日ぶりに反落、売買代金は概算で1167.73億円。騰落数は、値上がり83銘柄、値下がり146銘柄、変わらず9銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>値動きの軽い直近IPO銘柄としてテモナ<3985>が急伸、GMOリサーチ<3695>は好決算発表で大幅高に。DMP<3652>はエッジ向けAIプロセッサIPを開発と伝わったことが材料視された。グレイス<6541>は強い動きが目立ち、ミクシィ<2121>やアカツキ<3932>、TKP<3479>なども堅調。一方、農業総合研究所<3541>、チェンジ<3962>などは前日に急騰した反動で利食い売り優勢、Trends<6069>は著名投資家が保有減を伝える変更報告書を提出したことが嫌気材料となる。売買代金トップのソレイジア<4597>は反落、GNI<2160>、SOSEI<4565>、アライドアーキ<6081>、旅工房<6548>などもさえない。<br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/><br/>

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