11時05分現在の日経平均株価は19202.61円(前日比49.26円安)で推移している。27日の米国市場でNYダウは6ドル高となり、上値の重い展開だった。主要企業の決算が好感されたものの、前日発表の税制改革案を受けて積極的な買いが手控えられたほか、原油価格の下落も嫌気された。為替相場は引き続き1ドル=111円台前半で推移しており、本日の日経平均は11円安と小幅に下落してスタートした。寄り付き後はやや下げ幅を広げたが、ゴールデンウィークの連休を控え小動きにとどまっている。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、キヤノン<7751>、三井住友<8316>などがさえない。前日の取引時間中に決算発表したアステラス薬<4503>だが、目標株価引き下げの動きもあり引き続き売られている。アドバンテス<6857>やオムロン<6645>は決算を受けて急落し、デクセリアルズ<4980>、東光高岳<6617>、邦チタニウム<5727>も東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>、東芝<6502>、コマツ<6301>などがしっかり。前日に決算発表した任天堂<7974>は朝安後プラスに切り返した。NTTドコモ<9437>やアルプス電<6770>が決算を受けて大きく買われており、NTT<9432>、KDDI<9433>などその他通信株も上げが目立つ。また、アイビーシー<3920>、フタバ産<7241>、アンリツ<6754>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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