27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円60銭まで上昇後、111円05銭へ反落し、111円26銭で引けた。トランプ政権による税制改革実施への期待が根強く、リスク選好の円売りが続いたが、原油安を意識して円買い・ドル売りが優勢となった。<br/><br/><br/>ユーロ・ドルは、1.0933ドルへ上昇後、1.0852ドルへ反落し、1.0873ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策の現状維持を決定した。会合後の会見でドラギ総裁は、「経済の下方リスクが一段と後退し、均衡に近づいた」と、景気判断を引き上げたためユーロ買いが一時加速した。しかし、インフレ見通しは変わらず、出口戦略や6月のフォワードガイダンス変更を協議しなかったことから、早期緩和策縮小観測は後退し、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、121円89銭へ上昇後、120円61銭へ反落。ポンド・ドルは、1.2865ドルへ下落後、1.2915ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9920フランへ下落後、0.9964フランまで反発した。<br/><br/>

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