NY為替市場は方向感が鈍い動き。ドル円は111.60円まで買いが先行するも、米長期債利回りの低下で111円前半に押し戻された。ユーロは売りが優勢。欧州中央銀行(ECB)は市場予想通りに金融政策の据え置きを決定した。ドラギECB総裁は会見開始後に経済への下振れリスクが一段と後退したと発言し、ユーロはいったん買いで反応するも、フォワードガイダンスの変更や6月会合の選択肢についても議論しなかったと明らかにし、出口戦略への期待は強まらず、ユーロは売りに転じた。ユーロドルは1.0852ドル、ユーロ円は120.61円まで弱含んだ。
米3月耐久財受注は前月比で+0.7%と市場予想を下回り、新規失業保険申請件数は市場予想を上回る25.7万件となった。
ポンドドルは1.29ドル近辺で推移し、ポンド円は143.90円まで強含んだ。ポンドは英総選挙の前倒し決定後の底堅い地合いを維持した。一方、原油安でドル/加ドルは2016年2月以来の加ドル安水準となる1.3671加ドル、加ドル円は81.28円まで加ドル安となった。また、豪ドル/ドルは0.7440ドル、NZドル/ドルは0.6848ドルまで安値を更新し、豪ドル円は83円前後、NZドル円は76円半ばで上下した。
6時現在、ドル円は111.26円、ユーロドルは1.0873ドル、ユーロ円は120.97円で推移。

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