<7739> キヤノン電 2042 +249急伸。同社初の小型衛星を6月中旬に打ち上げると発表したと報じられている。当初は3月予定だったが、打ち上げ場所(インド側)の都合により延期していた。現地調整の関係で再延期となる可能性はあるものの、「6月8日から15日の間で準備を進めている」ようだ。<br/>キヤノン<7751>製カメラに使っている部品などを搭載、2年間の運用予定となっている。宇宙事業の本格的な開始めどが明らかとなり、期待感が先行した。<br/><br/><5852> アーレスティ 1119 +55大幅続伸。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益は60.00億円から68.00億円、最終利益は37.50億円から49.00億円に引き上げている。地金市況などの影響による増収効果の他、原価低減や為替影響等による利益率の向上が寄与したようだ。特にアジアにおけるダイカスト事業が従来予想を大きく上振れた。また、期末配当予想も8円から4円増額した12円(年間20円)としたことも支援材料に。<br/><br/><6756> 日立国際 2675 +259急伸。日立<6501>は、同社を米KKRと日本産業パートナーズ(JIP)の日米ファンド連合に売却する方針を固めたと報じられている。KKRとJIPは5月以降に同社株に対する株式公開買い付け(TOB)を実施し、全株取得を目指す。買収総額は2000億円強となるようだ。現時点でTOB価格は不明だが、買収プレミアム期待が先行する展開となっているようだ。なお、同社株は上場廃止予定。<br/><br/><7013> IHI 379 +25大幅続伸。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益は380億円から460億円、最終利益も損益トントンから一転、50億円の黒字見込みに引き上げた。コンセンサスでは営業利益は410億円程度と見られていたこともあり、これを上振れる修正が好感された。シールド、車両過給機、民間向け航空エンジンでの採算改善や販管費の削減などが奏功したようだ。<br/><br/><2413> エムスリー 2966 +171大幅高。17年3月期の通期営業利益(IFRS)は前期比25.1%増の250.50億円で、従来予想<br/>(230億円)を上振れての着地が好感された。18年3月期の通期営業利益予想は同15.8%増の290.00億円で、コンセンサス(304億円程度)を下回ったが、計画は保守的で上振れ余地があるとの見方が優勢のようだ。UBS証券が、レーティングを「Neutral」から「Buy」に引き上げたことも支援材料に。<br/><br/><6502> 東芝 220.9 +4.9続伸。監査法人をPwCあらた監査法人から変更する方針を固めたと報じられている。準大手を軸に後任を選定するもよう。米原子力子会社に関する会計処理などを巡りPwCあらた監査法人と意見が対立し、17年3月期の第3四半期決算では「適正意見」を得られなかった。決算の信頼性低下を懸念する声もあるが、上場維持に向けての監査法人変更方針をポジティブ視する流れが優勢となったようだ。<br/><br/><6594> 日本電産 10270 -70売り優勢。17年3月期の営業利益は前期比19.3%増の1403億円となり、会社計画(1400億円)に沿って着地。各利益で過去最高を更新したものの、18年3月期の通期営業利益予想は同14.0%増の1600億円とコンセンサス水準で想定内の内容となったことから、買いが続かずマイナスに転じている。ただし、実勢レートよりも円高を前提としながら、今期も連続最高益を見込んでいる点を評価する声もあるようだ。<br/><br/><3647> G3HD 103 +7後場に急伸。子会社のSBYは、米ロサンゼルス発祥、現在世界5大陸、32ヵ国以上で200超の店舗を展開するハンバーガチェーン「FATBURGER」の日本における出店ライセンス契約を締結したことを発表。これまでに培ったブランド力やノウハウを活かして、17年10月以降、ライセンス供与及び原材料の供給による、「FATBURGER」の国内出店を展開していく計画で、業績期待が高まる展開となった。<br/><br/><3837> アドソル 1250 +93大幅続伸。「SECURE FACTORY(セキュア・ファクトリー)」サービスの提供を新たに開始したと発表。15年より同社が国内独占販売権を有する「LynxSECURE」をベースに改良を加え、サイバー攻撃や内部感染などのセキュリティリスクから製造業のIoT機器を保護する。<br/>前日に一部メディアが報じていたものの、豊富な需要が見込まれることから、発表を受けて改めて業績期待が高まる展開となった

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