本日のマザーズ市場は、日経平均が200円を超える上昇となるなか、軟調ぶりが目立った。23日のフランス大統領選挙・第1回投票を通過して為替が円安に振れ、主力大型株に投資家の関心が向かいやすかった。また、25日は北朝鮮人民軍創軍85周年となることから地政学リスクの高まりが意識されたほか、明日のアセンテック<3565>上場を控え直近IPO銘柄に換金売りが広がった。なお、マザーズ指数は大幅続落、売買代金は概算で723.15億円と今年1月19日以来の低水準だった。騰落数は、値上がり42銘柄、値下がり192銘柄、変わらず3銘柄となった。マザーズ指数は節目の1000ptを再び割り込んでいる。<br/> 個別では、ソレイジア<4597>、SOSEI<4565>、アカツキ<3932>、サイバーS<3810>、Gunosy<6047>などマザーズ売買代金上位は全般軟調。直近IPO銘柄の旅工房<6548>はストップ安まで売られ、前週人気だったUMN<4585>やテモナ<3985>も10%超下落した。GNI<2160>は新株予約権発行による資金調達を発表し、希薄化懸念からストップ安比例配分となった。一方、売買代金上位ではミクシィ<2121>やエニグモ<3665>が逆行高。<br/>ミクシィは自己株式の消却を発表しており、エニグモは年初来高値を更新した。また、夢展望<3185>や中村超硬<6166>がマザーズ上昇率上位となった。<br/>

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