11時10分現在の日経平均株価は18875.54円(前週末比254.79円高)で推移している。23日に実施されたフランス大統領選挙の第1回投票では中道系のマクロン氏が得票率首位で決選投票に進み、波乱の展開を警戒していた金融市場には安心感が広がった。円相場が一時1ドル=110円台まで下落するとともに、週明けの日経平均は269円高からスタートした。ただ、25日は北朝鮮人民軍創軍85周年となることもあり、買い戻しが一巡すると高値もみ合いが続いている。ここまでの上下の値幅は約65円にとどまっている。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>など売買代金上位は全般堅調。ファーストリテ<9983>やパナソニック<6752>が3%超上昇しているほか、前期業績の上方修正を発表したソニー<6758>は4%を超える上昇となっている。また、レナウン<3606>が商いを伴って大幅続伸し、パナソニックによる株式公開買付け(TOB)が発表されたパナホーム<1924>、防衛関連の石川製<6208>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、SUMCO<3436>が2%超下落しているほか、コマツ<6301>や三菱電<6503>も逆行安。また、サンデンHD<6444>、ルック<8029>、オハラ<5218>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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