10時00分時点の日経平均は前日比263.20円高の18883.95円で推移している。ここまでの高値は9時00分の18910.33円、安値は9時54分の18844.23円。23日の仏大統領選挙において、EUの枠組み堅持を掲げるマクロン氏の決選投票進出が確実と伝えられたことに加えて、トランプ米大統領が26日に行う予定である税制改革案発表への期待感から200円超でスタートした日経平均は、25日の北朝鮮人民軍創軍85周年を前に地政学的リスク再燃の警戒感から上値が重たい展開となっている。<br/><br/>為替市場では、ドル円は110円10銭台での推移。株高を意識してリスク回避的な円買いは縮小しており、ドル・円は下げ渋る展開が予想される。<br/><br/>売買代金上位では、17年3月期業績の上方修正発表をしたソニー<6758>や、三菱UFJモルガン証による目標株価引き上げが好感されたファーストリテ<9983>、スプリントはTモバイルとの合併だけにとどまらず幅広い選択肢が検討されているとの報道があったソフトバンクG<9984>の他、三菱UFJ<8306>、レナウン<3606>、SUBARU<7270>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、富士フイルム<4901>などが堅調。一方で、先週までで連日の上場来高値更新がみられたソレイジアF<4597>の他、コマツ<6301>や三菱電機<6503>などはさえない。<br/><br/>(株式アナリスト 雲宮祥士)<br/><br/><br/><br/>

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