東京市場は堅調か。注目のフランス大統領選挙は、開票速報でマクロン氏とルペン氏の決選投票進出濃厚が伝わっている。市場で最も可能性が高いとみられていた順当なシナリオで、株式市場では波乱なしを好感して買い優勢の展開が想定される。為替市場では円安が進行し、ドル円は110円台に乗せており、主力株を中心に幅広く買いが入る可能性が高い。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて40円安の18610円、ドル建ては変わらずの18650円で取引を終えた。昨年の米英の大型選挙と違い、寄り前に大勢が判明していること、意外感のある結果とはならなかったこと、これを受け欧米市場にもポジティブな影響が予想されることなどから、強い動きが維持されやすいと考える。日経平均も先週、6週ぶりに週間上昇となるなど売り圧力は和らいでおり、買い戻しの動きが強まると予想する。日経平均の予想レンジは18680円−18950円。