日経平均は続伸。連休明け17日の米国市場でNYダウは183ドル高となり、円相場はムニューシン米財務長官の「ドル高は長期にわたり良いこと」との発言を受けて一時1ドル=109円台前半まで下落。本日の日経平均は米株高や円安を受けて142円高からスタートした。ただ、引き続き地政学リスクの高まりが重しとなったほか、本日の日米経済対話の内容を見極めたいとの思惑もあり、寄り付き後は伸び悩んだ。後場の寄り付き直後に前日終値近辺まで上げ幅を縮める場面があったが、その後やや値を戻し18400円水準で推移した。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比63.33円高の18418.59円となった。東証1部の売買高は15億7522万株、売買代金は1兆7744億円だった。業種別では、その他金融業、銀行業、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、食料品、石油・石炭製品など5業種が下落した。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<br/><8316>、みずほ<8411>などが堅調。主力輸出株や金融株はおおむね買い戻しが優勢となった。業績観測の報じられたアイフル<8515>が大きく買われる場面もあった。<br/>また、ゲーム株物色の流れでenish<3667>がストップ高となり、沢藤電<6901><br/>や北の達人<2930>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203><br/>やホンダ<7267>が小幅に下げ、三井不<8801>、7&iHD<3382>、第一生命HD<8750>もさえない。また、今期減益観測が報じられたマルハニチロ<1333>が急落し、ローツェ<6323>や電子材料<6855>などとともに東証1部下落率上位となった。<br/>東証2部ではシャープ<6753>が買われた。東芝<6502>の半導体メモリー事業の売却を巡り、鴻海精密工業が傘下の同社を自陣営に参加させることを検討していると伝わった。<br/>

<HK>