米株安の流れや地政学リスクへの警戒もあり、売り先行で始まろう。その後は短期筋のショートカバー等も意識され、下げ渋りの展開といったところか。昨日決算を発表したファーストリテ<9983>が日経平均を下支えすることになりそうだ。全体としては、明日15日の北朝鮮金日成国家主席の生誕105周年を控え、これを無事通過するのを見極めたいところである。<br/><br/>欧米市場が休場となるため、海外勢のフローは限られることから、トレンドは出難い。もっとも、薄商いの中では小さなエネルギーでも大きく反応をみせてくるため、北朝鮮に関する報道等を警戒しつつ、短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。なお、米JPモルガン、シティの決算はコンセンサスを上回っている。利上げやトランプ相場を背景にトレーディング収入が好調だった。金融セクターの下支え要因になりそうである。その他、個別で格上げや強気格付け等が観測されているところでは、住友不動産<8830>、任天堂<7974>、目標株価引き上げでは伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、豊田通商<8015>、サイゼリヤ<7581>が観測されている。<br/><br/>

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