東京市場は軟調か。欧州株はまちまちで米国株は下落。トランプ大統領が米ドルは強すぎるとの発言をしたことが伝わっており、為替市場ではドル円が一時109円台を割り込む場面もあるなど円高が進んでいる。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の18470円、ドル建ては10円安の18520円で取引を終えた。地政学リスクも依然くすぶるなか、米国株安で円高も進行とあっては、押し目でも積極的な買いは入りづらく、下値模索の展開が想定される。きのうは軟調ななか、日経平均は18500円は意識されたような動きが見られたが、テクニカル的にはあまり強いサポートとなる水準ではない。朝方にかけて円高が進行している点も警戒を強めやすく、再度の18500円割れが投げ売りを誘因する展開も意識しておく局面と考える。日経平均の予想レンジは18300円−18550円。