東京市場は小幅安か。ドル円相場が1ドル=110円を割り込み、序盤は輸出関連株の下げが指数全般を押し下げる展開が予想される。一方、欧米市場は弱含む展開となったが、米主要指数は引けで持ち直しており底堅さは確認できた。
週末のオプションSQを前にドル円相場の動向次第では荒れる可能性はあるが、米国市場と同様の展開が予想され、後場にかけては持ち直す公算が大きい。日経平均株価は4/7の直近安値に対して2番底を探るイメージだろう。
2月決算が確認できた小売株や、売られ過ぎた不動産株などには見直し買いも散見され、個別物色に対する意欲は減退している様子はない。きょうは寄り前に2月機械受注の発表がある。昨日発表された3月工作機械受注が過去3番目の水準になったことで、結果次第では設備投資期待から小型の機械株などが物色対象になりえる。機械株も円高で序盤弱いスタートかもしれないが、下値買いセクターとして注目だ。
CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円安の18640円、ドル建ては15円安の18695円で取引を終えた。日経平均の予想レンジは18550円−18700円。