東京市場はもみ合いか。先週末の欧州株はまちまちで米国株は小幅下落。3月米雇用統計は非農業部門雇用者数が9.8万人増と著しく低い結果となったが、失業率の改善が一段と進んだことなどから、マーケットへのネガティブ影響は限定的となった。ドル円は雇用改善の見方からドル高・円安の動きとなり、足元では111円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて75円高の18785円、ドル建ては130円高の18840円で取引を終えた。米国のシリア攻撃などへの反応も限定的となっており、欧米市場が比較的落ち着いていることとや円安進行などを好感して、日本株は高い位置からのスタートが想定される。ただ、買い上がる材料が少ないことや、翌11日に東芝の決算発表が控えていることなどから、上では戻り売りに押されると予想する。日経平均の予想レンジは18600円−18850円。