東京市場は堅調か。欧米市場は堅調。日本株安は欧州には波及せず、米国は良好な雇用指標や原油高を受けて反発となった。ドル円は110円80銭近辺と、きのうの日中の水準からはやや円安に傾いている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて120円高の18730円、ドル建ては180円高の18790円で取引を終えた。米国株の上げ幅やドル円動向の割にはCMEの水準がかなり高いが、きのうの日本株がややパニック的な売られ方であったことや、米国で金融株が買われていることなどから、外部環境が落ち着けばそれなりの反発も期待できる。米中首脳会談や今晩の米雇用統計を見極めたいとの見方から、場中の動意は限定的になるとみるが、これらのイベントへの過度な警戒は和らぎ、押し目買い優勢の地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは18550円−18780円。