東京市場は軟調か。米国ではダウ平均が200ドル近く上昇する場面がありながら、FOMC議事要旨公表を受けて失速しマイナスに転じた。ドル円も円安進行から一転押し戻される動きとなっており、足元では110円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて65円安の18795円、ドル建ては15円安の18845円で取引を終えた。米国株に関しては、FOMC議事要旨で年内のバランスシート縮小の議論があったことが警戒材料となったもよう。序盤の上げは3月ADP雇用統計の好結果を受けてのもので、今週末の雇用統計への期待は残る。米国株もドル円も、上げた分が失速したという動きのため、これを受けて極端に売り込む流れにはなりづらいとみるが、終始重いムードは続きそうだ。米中首脳会談の内容を見極めたいとの見方から様子見姿勢も強まりやすく、安く寄ってその後は動意に乏しい動きが続くと予想する。予想レンジは18750円−18850円。