東京市場は波乱含みか。先週末の海外市場は、欧州はまちまちで米国は軟調。為替はダドリー米NY連銀総裁が利上げを焦っていないと発言したことが円安に水を差す格好となり、ドル円は足元で111円30銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円高の18960円、ドル建ては105円高の19015円で取引を終えた。日経平均は年度末の3/31の後場から急に崩れた。きょうは寄り前に日銀短観が発表されるが、昨年は短観が急落を引き起こしており、マーケットが荒れる展開も想定される。無難に消化できれば反発が期待できそうではあるが、直近で気味の悪い下げが出たため、急速な円安など、わかりやすいポジティブ材料が出てこなければ戻り売りも想定され、上よりは下を警戒する局面か。名実ともに新年度入りということもあり、ボラティリティは高まりそうで、日経平均のレンジも広めに見ておきたい。予想レンジは18700円−19100円。