東京市場は軟調か。欧州株は上昇で米国株はまちまち。英国のEU正式離脱は大きな波乱なく通過したが、米国では金融株の下落がダウ平均の重荷となった。ドル円は足元では111円10銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて55円安の19165円、ドル建ては変わらずの19220円で取引を終えた。海外からの新たな手がかりは乏しいが、ドル円の動きが鈍いことと、10時から東芝の臨時株主総会が始まることが日本株の上値を抑えそう。東芝の総会は当然紛糾が予想され、そのことがヘッドラインで流れるだけでも全体の様子見姿勢は強まりやすい。米国株が落ち着きを取り戻しつつあることは下支え要因になると考えるが、上値は重いと予想する。日経平均の予想レンジは19050円−19250円。