NYタイム、米下院共和党は支持が集められず、ヘルスケア法案の採決を断念した。ドル円は昨日安値に並ぶ110.63円まで下振れ。しかし、あく抜け感もあり、税制改革など景気刺激策に政策の軸足が移るとの見方が浮上。ドル円は111円台へ反発した。目先の不透明要因がいったん後退したとして、米株は下げ渋り、米長期金利は低下幅を縮小。トランプ米大統領から「共和党はおそらく税制改革へ取り組む」との発言が聞かれた。ただ、今後の成り行きをまだ見守る必要がある。火種を残した状態だ。
クロス円も下げ渋った。ユーロ円は119.60円台、ポンド円は138.31円、豪ドル円は1月3日以来の安値84.35円、加ドル円は82.70円まで一時下振れ。NZドル円も77円後半へ下押しが、各通貨とも戻し、NZドル円は78円前半、ユーロ円は120.25円まで上昇した。
対ドルでは各通貨まちまち。もみ合いの後、欧州通貨はやや軟化。オセアニア通貨はややドル安で引け、加ドルはやや加ドル安水準でもみ合って引けた。
6時現在、ドル円は111.34円、ユーロドルは1.0798ドル、ユーロ円は120.22円で推移。

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