日立マクセル<6810>:2005円(-178円)<br/>急落。日立<6501>が保有する同社株を一部売却することにより、持分適用会社から外れることを発表している。譲渡株式数は780万株(議決権所有割合14.76%)で、3月22日にSMBC日興証券に譲渡するもよう。また、経営の独立性を明確にする目的で、17年10月1日付で商号をマクセルホールディングス(株)に変更する。大幅な株式譲渡による需給悪化懸念が先行する格好。<br/><br/><br/>メガバンク<br/>三菱UFJ<8306>などメガバンクは揃って売り優勢。21日の米国株式市場では、米国債利回りの下落で、ゴールドマンサックスやバンク・オブ・アメリカなどの金融関連企業が軟調推移となった。この流れを受けて、日本でも三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>などのメガバンクを中心に銀行株や保険株、証券株など金融株全般が売られる展開に。<br/><br/><br/>ふくおか<8354>:488円(-3円)<br/>買い先行。熊本銀行及び親和銀行の両行に係るのれん未償却額の全額について、一時償却(948億円)を実施すると発表。17年3月期の最終損益見通しを400億円から548億円の赤字に下方修正。なお、28年3月期まで計上する予定であった償却費は、18年3月期以降なくなることとなる。償却の前倒しにより、中計最終年度となる18年度の最終利益を450億円から540億円に引き上げたほか、期末配当の減配もないことが安心感に繋がった。<br/><br/><br/>シード<7743>:1994円(+83円)<br/>急反発。東京証券取引所から東証1部への指定を受けたと発表しており、材料視されている。17年3月28日付で東証2部から東証1部へ市場変更する予定。4月27日に推定17万株程度の買い需要が発生すると見込まれ、パッシブファンドなどによる資金流入に期待した買いが先行している。同社はコンタクトレンズ大手。ケア用品や眼鏡フレームなども手掛けている。<br/><br/><br/>リボミック<4591>:773円(+67円)<br/>急反発。アステラス薬<4503>とアプタマー医薬品開発に関する共同研究契約を締結すると発表している。アステラス薬が開発を目指す創薬ターゲットに対して、同社の創薬プラットフォーム「RiboARTシステム」を用いて医薬候補アプタマーを創製することを目的としている。守秘義務の関係により契約内容は非開示としているが、同社はアステラス薬より受領する研究費を契約期間中の各事業年度において事業収益として計上するという。<br/><br/><br/>エプコ<2311>:1717円(+281円)<br/>一時ストップ高。東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)と省エネリフォーム事業を目的とした業務提携及び共同出資会社の設立に向けた検討を開始することで基本合意したと発表している。それぞれの強みを活かし、単なる修繕や設備機器更新などに留まらず、住宅の省エネリフォームの提案から設計、施工及びアフターサービスまでワンストップで提供する事業の実現に向けて取り組んでいくという。<br/><br/><br/>ミクシィ<2121>:5170円(+30円)<br/>一時5270円まで上昇し昨年来高値更新。同社グループのフンザが提供するチケットフリマサービス「チケットキャンプ」について、3月16日に登録会員数が300万人を突破したと発表している。また、16年12月の月次流通総額は約58億円と過去最高額となった。チケットキャンプは13年のサービス開始以降、利用者数、流通総額ともに順調に推移しており、同社は更なるチケットフリマ市場の拡大を見込んでいるという。<br/><br/><br/>ソレキア<9867>:3840円(+275円)<br/>大幅に3日続伸。フリージアマク<6343>会長の佐々木ベジ氏が同社株式に対する公開買付け(TOB)について、買付価格を従来の2800円から3700円に変更している。買付期間も4月14日まで延長した。同社を巡っては、富士通<6702>が3月17日から買付価格3500円でTOBを実施している。佐々木氏の買付価格引き上げはこれに対抗した措置とみられ、同社株価は思惑もあってこの買付価格を上回って推移している。<br/><br/><br/>

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