11時00分現在の日経平均株価は19101.74円(前日比354.14円安)で推移している。21日の米国市場では、トランプ大統領の政権運営に対する先行き懸念が強まり、NYダウは237ドル安と今年最大の下げ幅となった。為替市場でも1ドル=111円台半ばまで円高が進む場面があり、本日の日経平均はこうした流れを受けて309円安からスタートした。寄り付き後も外部環境の不透明感から軟調もみあいが続いており、前場後半に差しかかり一時19081.21円(同374.67円安)まで下落する場面があった。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、野村<8604>、東京海上<8766>が4%超、第一生命HD<8750>が5%超下落するなど金融株の下げが目立つ。三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、みずほ<8411>、ソニー<6758>などその他売買代金上位も全般軟調。本日、東証1部に再上場したマクロミル<3978>は初値を下回る水準で推移している。また、タカタ<7312>、日立マクセル<6810>、日写印<7915>などが東証1部下落率上位となっている。日立マクセルは日立<6501>が保有株の一部を譲渡すると発表している。一方、任天堂<7974>は一部証券会社の目標株価引き上げを受けて2%の上昇。売買代金上位ではNTT<9432>も逆行高。また、沢藤電<6901>、全国保証<7164>、住友販売<8870>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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