東京市場は大幅安の展開か。米国では減税法案の議会通過の遅れなどが懸念されて幅広いセクターが下落。長期金利の低下から金融株の下げが大きく、ダウ平均は200ドル超の下げとなった。為替市場では一段と円高が進行し、足元のドル円は111円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて340円安の18970円、ドル建ては280円安の19030円で取引を終えた。CME225先物からは19000円割れも意識される。米国株の下げ幅も大きいが、それにしてもCME225先物の水準が低く、相場の転換点かどうかを見極める一日となりそうだ。かなり下からのスタートが想定されるが、ドル円は26週線が意識され、いったん円高の勢いは和らぐと考えることから、寄り付き以降の売り圧力は限定的と予想する。ただ、戻りも鈍そうで、その後は19000円近辺で様子見姿勢が強まると考える。日経平均の予想レンジは18900円−19200円。