21日の日経平均は続落。65.71円安の19455.88円(出来高概算15億9000万株)で取引を終えた。20日の米国市場が高安まちまちだったほか、原油相場の下げ、シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の19270円、円相場は1ドル112円台半ばでの推移となるなか、売り優勢の展開で始まった。これにより、日経平均は寄付き直後に一時19400円を下回る場面もみられた。ただ、金融セクターや資源セクターが軟調な半面、内需ディフェンシブ系を中心に底堅い相場展開となり、その後の日経平均は、19400円台でのこう着が続いた。<br/><br/>また、ややトレンドが悪化傾向にあったマザーズ指数は、SOSEI<4565>、ミクシィ<2121>が3%超の上昇とリバウンドをみせたこともあり反発。ジャスダックも上昇するなど、中小型株には売り一巡後に切り返す動きがみられていた。<br/><br/>日経平均は25日線を挟んでのこう着が続いている。下値の堅さは意識されるものの、指数インパクトの大きい、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が重しとなった。もち合いレンジでの推移であり、強弱感が対立するなかで、特にソフトバンクGの弱さが重しになった。ただ、中小型株が予想以上に堅調に推移しており、個人投資家のセンチメントは悪くないであろう。物色対象を見極めながらの相場展開になろうが、期末要因で機関投資家が動きづらいなか、個人主体で中小型株に資金が向かいやすい需給状況となりそうだ。<br/><br/>

<AK>