11時00分現在の日経平均株価は19559.04円(前日比18.34円安)で推移している。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想どおり政策金利の引き上げが決定された。しかし、年内の追加利上げ見通しが残り2回と据え置かれたことで、利上げペース加速観測の後退に伴い円相場は1ドル=113円台前半まで上昇。本日の日経平均はこうした流れを受けて118円安でスタートした。ただ、事前には手控えムードが強かっただけに、売り先行後はアク抜け感から前日終値近辺まで値を戻している。<br/><br/>個別では、東芝<6502>が2%超安と続落しているほか、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、ホンダ<7267>などがさえない。第一生命HD<8750>が3%安となるなど保険株の下げが目立つ。また、T&Gニーズ<4331>、ソフトブレーン<4779>、カルビー<2229>などが東証1部下落率上位となっている。一方、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>などがしっかり。新規高評価が観測されたコマツ<6301>は3%近く上昇しており、Vテク<7717>も4%高と上げ目立つ。また、業績予想を上方修正したM&Aキャピ<6080>がストップ高まで買われ、北の達人<2930>などとともに東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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