東京市場は軟調か。注目の米2月雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を上回る強い結果となり、3月FOMCでの利上げ見通しが一段と高まった。ただし、ある程度織り込み済みの内容でもあったことから、ドル円は失速し、115円台を割り込む動きとなった。足元では114円80銭台近辺で推移している。米国株は良好な経済指標を好感して上昇で終えた。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて25円安の19445円、ドル建ては50円高の19520円で取引を終えた。日本株は円安一服と先週末の大幅高の反動から売り優勢の展開が想定される。ただ、今週のFOMCでの利上げはほぼ確実との見方が強まっており、年4回の可能性も意識されつつある。ドル円も朝方にかけては円安方向に切り返しており、水準を切り下げて始まった後、場中は比較的底堅い推移となるだろう。イベント前ということもあり、あまり極端な動きは出づらく、節目の19500円近辺での小動きを予想する。日経平均の予想レンジは19450円−19550円。