東京市場は堅調か。海外市場は欧州、米国ともまちまち。原油安が相場の重しとなり、エネルギー株が総じて軟調となった。一方、為替市場では米2月ADP雇用統計が非常に強い内容となり、円安が進行。足元のドル円は114円40銭台で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて70円高の19320円で取引を終えた。ドル円は115円手前では押し戻されており、上値の重さも意識はされるものの、米国指標を受けて円安が進んだという点は週末の米雇用統計に向けても期待が持てる材料。日経平均はきのうまで4日続落と軟調推移が続いていたこともあり、一定の反発は期待できる。外部要因に左右される展開が続くが、今晩欧州ではECB理事会およびドラギ総裁会見が予定されており、相場の下支え材料になると考える。テクニカル的には下は25日線、上は5日線が意識される展開か。日経平均の予想レンジは19250円−19420円。