本日のマザーズ市場では、朝方こそ売りに押される場面があったものの、下値では押し目買いが入り、マザーズ指数は堅調な展開となった。日経平均が円安一服でさえない展開となるなか、中小型株の循環物色が続いた。このところ強い値動きが目立った直近IPO銘柄の一角で利益確定売り優勢となったが、材料株やテーマ株の一角が買われた。なお、マザーズ指数は11日続伸、売買代金は概算で1255.88億円。騰落数は、値上がり123銘柄、値下がり99銘柄、変わらず7銘柄となった。<br/> 個別では、GNI<2160>、DDS<3782>、モブキャス<3664>、モバファク<3912>、UNITED<2497>などが上昇。マイナンバー関連などとされるITBOOK<3742>、新サービスに関するリリースが材料視されたチェンジ<3962>や、トラストHD<3286>、エムビーエス<1401>はストップ高まで買われた。また、Aiming<3911>、キャリア<6198>などが10%を超える大幅高となった。一方、売買代金トップのレノバ<9519>は検討中の洋上風力発電に関するリリースを手掛かりに高値更新したが、後場に入ると利益確定売りに押され値を崩した。グレイス<6541>、ACCESS<4813>も軟調で、SOSEI<4565>やエルテス<3967>は小安い。また、ユナイテッド&コレク<3557>やJMC<5704>がマザーズ下落率上位となった。<br/>

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