11時00分現在の日経平均株価は19385.07円(前週末比84.10円安)で推移している。注目されたイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演で3月の利上げが示唆され、為替市場ではドル買いが強まる場面があったものの、その後は利益確定売りに押され円安・ドル高は一服した。NYダウは小動きだったが、本日の日経平均は円安一服の流れを受けて59円安からスタートすると、一時19340.32円(前週末比128.85円安)まで下落した。売りが一巡すると19300円台後半の狭いレンジで推移している。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>などがさえない。子会社による株式売出し実施を発表した三井住友<8316>や、指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>は2%超の下落。未払い残業代を支給する方針と伝わったヤマトHD<9064>が5%安となり、SUMCO<3436>や三越伊勢丹<3099>も下げが目立つ。また、UACJ<5741>、一蔵<6186>、早稲アカ<4718>などが東証1部下落率上位となっている。一方、任天堂<7974>や新日鉄住金<5401>が堅調で、東芝<6502>やNTT<9432>も小じっかり。また、北の達人<2930>、アルファCo<3434>、石川製<6208>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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