東京市場はもみ合いか。先週末の講演でイエレンFRB議長は3月利上げの可能性について言及した。これを受け、ドル円は114円台後半まで円安が進む場面があったが失速。足元では114円00銭近辺で推移している。米国株は3月利上げを織り込みつつしっかりの動きで、主要3指数はそろって上昇で終えた。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円安の19460円、ドル建ては変わらずの19470円で取引を終えた。ドル円の動きが鈍く、またしても115円トライに失敗した格好となったことから、日本株は動きづらい展開が想定される。為替の反応はややネガティブではあった一方、3月利上げへの明言があったことで、円高が進むとの見方にもなりづらい。米国株が上昇で終えたことも一定の安心感にはなり、現状水準を維持しながら、次の材料を待つ展開となりそうだ。日経平均の予想レンジは19380円−19550円。