東京市場は堅調か。欧州株はまちまちで米国株は下落。一方、ドル円はハト派のブレイナードFRB理事が早期利上げを示唆したことなどから円安が進行し、足元では114円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて65円安の19555円、ドル建ては55円安の19565円で取引を終えた。スタートは米国株安と円安が相殺する格好で前日終値近辺からとなりそうだが、米国株の下落は前日の大幅高を考えれば健全な調整の範囲内。今の日本株は為替との連動が強まっており、今晩にイエレンFRB議長、フィッシャー副議長の講演が控えていることを鑑みると、円安進行期待から下げづらい地合いが続くと予想する。日経平均はきのう19500円を上回り年初来高値も更新したことで、下値では買いが入りやすく、小じっかりの推移を予想する。日経平均の予想レンジは19500円−19650円。