週明け27日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比24.77ポイント(0.76%)安の3228.66ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、25.97ポイント(0.76%)安の3380.82ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.73ポイント(0.50%)安の346.20ポイント、深センB株指数は4.58ポイント(0.40%)安の1145.09ポイントで終了した。<br/><br/>戻り待ちの売りが優勢。上海総合指数は今月に入り上昇ピッチを速め、依然として約2カ月半ぶりの高値圏で推移している。需給悪化の懸念も浮上。中国証券監督管理委員会の劉士余主席は26日、個人的な見解として、「A株のIPOを増加させる準備はできている」と発言した。あわせて、投機的な取引を抑制させる方針も示している。<br/><br/>業種別では、空運株の下げが目立つ。中国東方航空(600115/SH)が3.7%安、中国南方航空(600029/SH)が2.9%安で引けた。一部で噂されていた業界再編の動きに関し、航空当局が否定したことを売り材料視している。時価総額上位の金融株、石炭や石油のエネルギー株、インフラ関連株、不動産株なども売られた。<br/><br/>一方、他の個別株動向では、約1カ月ぶりに取引を再開した宝山鋼鉄(600019/SH)が前営業日比で7.5%上昇した。同社株に関しては、株式交換で同業の武漢鋼鉄を吸収合併。発行された新株は、この日から市場で取引されている。<br/><br/>(亜州IR)<br/><br/>

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