<br/><br/><br/>以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。<br/><br/>----<br/><br/>※2017年2月24日22時に執筆<br/><br/><br/>先日、NASAから『太陽系外惑星についての新たな発見』の記者会見があり、今後宇宙開発への関心は高まりそうです。<br/><br/>今でこそ民間企業も参入している宇宙開発ですが、本格化したのは第二次大戦後の事です。米ソ両国が冷戦状態になると、国家的プロジェクトとして弾道ミサイルや人工衛星などの研究が競われる『宇宙開発競争』となりました。新技術の開発と応用により、今後もまだまだ宇宙開発は発展するでしょう。今回は宇宙開発関連銘柄を深堀特集したいと思います。<br/><br/><br/>■NASAが重大発表!地球から39光年に惑星、距離や研究目的は?<br/>冒頭で申し上げた通り、2017年2月23日、日本時間3時にNASAが重大発表を行いました。その内容はというと<br/><br/>『地球から約39光年(1光年は約9兆4600億キロメートル)離れた宇宙で、生命が存在する可能性のある惑星が7つ見つかった』<br/><br/>『すべての惑星の表面に液体の水が存在する可能性があり、一部には海があるかもしれない。質量やサイズは地球と同じぐらいで生命が存在する可能性もある』<br/><br/>というもので、地球外生命体の発見という人類史上初めての大発見につながる可能性があります。非常に興味深い会見内容で、宇宙開発関連企業への刺激が期待されます。<br/><br/><br/>▽宇宙開発の活発化<br/>インドでは一気に104基もの人工衛星を打ち上げ、すべての衛星を軌道へ投入することに成功したと発表しています。ブラジルも宇宙開発に積極的です。<br/>先進国ではすでにロケット開発、打ち上げ、人工衛星の活用が進んでいますが、新興国にとってはこれから自前の衛星を打ち上げる為の、ロケット開発が進むものと考えられますので、『宇宙開発技術の輸出』はインフラ輸出に続く日本の成長産業になる可能性があります。資源の少ない日本ですから、今後は宇宙開発技術の輸出が急速に進むかもしれません。<br/><br/><br/>■今後の宇宙開発関連銘柄への影響は?<br/>NASAの発表により、宇宙開発への関心は高まり、思惑が働く事によって、今後宇宙開発関連銘柄へ注目が集まる事が想定されます。<br/><br/>人工衛星を製造している企業、位置情報サービスなどを手掛ける企業、宇宙ロケットのエンジンや燃料などを取り扱う企業、その他にも民間宇宙旅行、宇宙ステーションに関連する企業など、今後の成長が見込める宇宙開発関連銘柄を見て参りましょう。<br/><br/><br/>■宇宙開発関連銘柄<br/>▽IHI<7013><br/>日本の基幹ロケットであるH-2Aロケット、H-2Bロケットのターボポンプ、固体ロケットブースタ、2段ガスジェット装置、火工品等の開発、製造を担当。さらに、従来より小型・低コストのロケット、イプシロンロケットも製造し、衛星搭載モニタカメラ、磁気センサなどの人工衛星搭載機器も製造していることから、宇宙開発関連の中心的銘柄と考えられます。また、防衛関連としてトランプ大統領の発言なども株価を刺激する材料になりそうです。<br/><br/>▽清水建設<1803><br/>無限に近いクリーンエネルギーをつくり出し、潤沢なクリーンエネルギーを自由に使うという発想で、月面での大規模太陽光発電実現を目指してプロジェクトを進めています。コストの削減が課題となっており、地球から月への輸送コストが軽減されるようなニュース(新型ロケットの開発など)が出る事で株価の刺激に繋がるでしょう。<br/><br/>▽三菱電機<6503><br/>月面に施設を建設する清水建設と同様に、宇宙空間で太陽光による発電『ソーラーバード』計画を進めています。太陽光発電による再生可能エネルギーは、地球上のエネルギー問題解決に繋がる期待があり、長期的に見た場合に非常に期待が持てる銘柄だと思います。<br/><br/>▽その他の宇宙開発関連銘柄一覧<br/>コア<2359><br/>神栄<3004><br/>帝人<3401><br/>東レ<3402><br/>日東網<3524><br/>TIS<3626><br/>セック<3741><br/>大陽日酸<4091><br/>ダイセル<4202><br/>宇部興<4208><br/>日油<4403><br/>アイサンテク<4667><br/>デクセリ<4980><br/>浜ゴム<5101><br/>桜ゴム<5189><br/>三菱マ<5711><br/>住友精<6355><br/>ニチダイ<6467><br/>NTN<6472><br/>ジェイテクト<6473><br/>ミネベア<6479><br/>イーグル工<6486><br/>日立<6501><br/>東芝<6502><br/>富士電機<6504><br/>シンフォニア<6507><br/>GSユアサ<6674><br/>NEC<6701><br/>富士通<6702><br/>OKI<6703><br/>明星電<6709><br/>パナソニック<6752><br/>シャープ<6753><br/>タムラ<6768><br/>航空電子<6807><br/>横河電<6841><br/>共和電<6853><br/>小野測器<6858><br/>古河池<6937><br/>日本アビオ<6946><br/>ホトニクス<6965><br/>三菱重<7011><br/>川重<7012><br/>富士重<7270><br/>昭和飛<7404><br/>進和<7607><br/>島津<7701><br/>東京計器<7721><br/>A&D<7745><br/>キヤノン<7751><br/>大興電子<8023><br/>岩谷産<8088><br/><br/><br/><br/>当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。チャート画像付きでの解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。<br/><br/>「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思います。<br/><br/><br/>----<br/><br/>執筆者名:元・社長<br/>ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏<br/>

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