東京市場は上値の重い展開か。注目のFOMC議事要旨では、多くのメンバーが早期利上げが適切との見方を示していたことが確認されたが、3月の利上げ可能性を高めるほど踏み込んだ内容ではなかったことから、ドル円は一時113円台を割り込む場面があった。足元ではやや戻し、113円30銭台近辺で推移している。米国株はダウ平均が9日連続の最高値更新と記録的な上昇が続いた一方、S&P500とNASDAQ総合は下落した。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の19330円、ドル建ては40円安の19350円で取引を終えた。もともと3月利上げを予想する見方は多くなかったことからネガティブサプライズというほどではないが、当面の円安材料が消えたことから、日本株を積極的に買う理由が見あたらないという状況。きのうも場中の動きは極めて閑散としていた。やや弱めで動意に乏しい展開が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19280円−19380円。