11時00分現在の日経平均株価は19329.28円(前日比52.16円安)で推移している。連休明けとなった21日の米国市場では主要株価指数が揃って最高値を更新し、日経平均もこうした流れを受けて37円高でスタートした。ただ、円相場は1ドル=113.50-60円近辺で推移し円安一服となっているうえ、節目の19500円水準での上値の重さも意識されており、日経平均は寄り付きを高値に伸び悩んでいる。ここまで前日終値を挟んだ小動きが続いていたが、前場後半に差しかかりやや下に振らされる動きを見せている。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、任天堂<7974>などが小安い。キーエンス<6861>やファナック<6954>も軟調。また、レオパレス21<8848>は一部報道を嫌気して7%を超える下げとなっており、サムコ<6387>やコクヨ<7984>などとともに東証1部下落率上位となっている。一方、半導体事業売却に関する報道が観測された東芝<6502>や、自社株買いの実施を発表した楽天<4755>が商いを伴って急伸し、揃って東証1部上昇率上位に顔を出している。鉄鋼大手の新日鉄住金<5401>やJFE<5411>、三菱自<7211>、東レ<3402>も上げが目立つ。JFEや東レは一部証券会社の投資評価引き上げが観測されている。その他、ソニー<6758>、東エレク<8035>、ホンダ<7267>などがしっかりとなっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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