東京市場は軟調か。欧州株は反落で米国株は高安まちまち。原油価格が不安定な動きとなり、エネルギー株が軟調となったことが重しとなった。ドル円は良好な米経済指標を受けて円安が進む場面があったものの失速し逆回転。足元では113円20銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の19270円、ドル建ては40円安の19290円で取引を終えた。米国株の上昇に一服感が出てきた上に、円高基調が強まっており、日本株は警戒売りに押される展開が想定される。米国の大幅減税への期待は残ることから、初動で下げた後、一段と売り込む動きは限定的と考えるが、改めての手がかりが少ない上に、来週週初の米国株は休場で、買い材料に乏しい。下げて始まった後は様子見姿勢が強まり、こう着相場が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19200円−19350円。