東京市場はもみ合いか。欧米株はそろって上昇。1月小売売上高など米国の経済指標が良好であった上に、トランプ大統領が減税実施について改めて言及したことなどから、総じて買いが優勢となった。一方、ドル円は円安が進む場面があったものの、115円手前で失速。足元では114円20銭台で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて25円安の19415円、ドル建ては変わらずの19440円で取引を終えた。米国株高でも円安が伴わないと上に行けないのが今の日本株。昨晩の為替の動きは115円が壁との印象を強く与えた。日経平均の19500円とともに、きょうは壁を強く意識する展開か。米国株の強さは下支えになることから売りも出づらく、前日終値近辺でこう着相場が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19350円−19500円。