11時00分現在の日経平均株価は19486.96円(前週末比108.03円高)で推移している。注目された週末の日米首脳会談を無難に通過し、為替相場が落ち着きを見せていることが好感されたほか、前週末の米株高や原油価格の上昇も材料視され、本日の日経平均は134円高と約1ヶ月ぶりに19500円台を回復してスタートした。寄り付き後は円安一服で上値が重く、一時39円高まで上げ幅を縮める場面があった。ただ、その後は再び強含み3ケタの上昇で推移している。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、JT<2914>などがしっかり。業績観測が報じられた東芝<6502>もプラスで推移している。売買代金上位ではVテク<7717>が5%高と上げ目立つ。通期業績予想を上方修正した国際帝石<1605>は5%超、タカタ<7312>は9%超の上昇。また、市光工<7244>、Mimaki<6638>、石原産<4028>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、第3四半期決算を発表したNTT<9432>が2%近い下落となっている。ソフトバンクG<9984>も軟調で、任天堂<7974>、野村<8604>、ファナック<6954>などは小安い。ライオン<4912>は9%超安と急落。また、ワイエイシイ<6298>、田淵電<6624>、豆蔵HD<3756>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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