11時00分現在の日経平均株価は19340.06円(前日比432.39円高)で推移している。9日の米国市場ではNYダウが118ドル高となり、最高値を更新した。堅調な企業決算や経済指標が好感されたほか、トランプ政権に対する政策期待が高まった。為替相場も円安方向に振れ、本日の日経平均はこうした流れから309円高でスタートした。日米首脳会談に対する過度な警戒感の後退を背景に、為替市場では1ドル=113円台後半まで円安が進んでおり、日経平均も上げ幅を400円超に広げている。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といった売買代金上位が軒並み上昇。ソフトバンクG<9984>もしっかり。円安を好感して富士重<7270>やマツダ<7261>の上げが目立つ。業績予想の上方修正と自社株買いを発表した西武ホールディ<9024>は7%超の上昇。また、第一精工<6640>、近鉄エクス<9375>、デザインワン<6048>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、前日買われたSUMCO<3436>は、新日鉄住金<5401>や三菱マ<5711>による持ち合い株売却を受けて急反落。資生堂<4911>も7%近い下げ。今期業績見通しがマイナス視されているようだ。また、PCDEPOT<7618>、エイベクスHD<7860>や資生堂が東証1部下落率上位に顔を出している。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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