日経平均は続落。23日の米国市場でNYダウが27ドル安となったほか、次期米財務長官のドル高けん制発言などから円相場が一時1ドル=112円台まで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを受けて73円安からスタートした。前場には円高進行が一服するとともに、日経平均もプラスへと切り返す場面があった。しかし、前日に200円を超える下落となった反動としては戻りが鈍く、後場に入るとマイナス圏でのもみ合いが続き、一時18783.16円(前日比107.87円安)まで下落する場面があった。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比103.04円安の18787.99円となった。東証1部の売買高は18億6688万株、売買代金は2兆2757億円だった。業種別では、銀行業、電気・ガス業、保険業が下落率上位だった。一方、海運業、卸売業など5業種が上昇した。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株や、指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>などが売られた。トヨタ自<7203>や任天堂<7974>も軟調。東芝<6502>、第一生命HD<8750>、ディーエヌエー<2432>は3%超の下落。ディーエヌエーは一部証券会社が投資評価を引き下げている。また、4営業日ぶりにザラ場で売買成立したタカタ<7312>が大幅続落し、投資評価引き下げが観測された関西電力<9503>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップの大塚HD<4578>やキーエンス<6861>などが買われ、ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、日本電産<6594>もしっかり。前日急伸したVテク<7717>は本日も10%超高まで上げ幅を広げる場面があった。また、ヤマシンフィル<6240>、ヤーマン<6630>、TOWA<6315>などが東証1部上昇率上位となった。<br/>

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