11時00分現在の日経平均株価は19510.95円(前年末比396.58円高)で推移している。3日の米国市場では、トランプ次期政権への期待からNYダウは119ドル高となった。また、為替相場も良好な米経済指標などを背景に円安推移しており、日経平均はこうした流れを受けて184円高でスタートした。その後は1ドル=118円台まで円安が進むとともに、日経平均も上げ幅を400円近くまで広げ19500円台を回復した。東証1部銘柄の約9割が上昇する全面高の展開となっている。<br/><br/>個別では、400億円規模の粉飾決算の疑いなどと報じられて売りが先行した東芝<6502>だが、その後プラスに切り返している。三菱UFJ<8306>や富士重<7270>が4%超上昇しているほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などその他売買代金上位も全般堅調。東京電力HD<9501>は5%高と上げ目立つ。また、タカタ<7312>が3日連続のストップ高となっており、ウィルグループ<6089>やDLE<3686>などとともに東証1部上昇率上位となっている。一方、任天堂<7974>が小安く、アルプス電<6770>が2%安で推移している。米アップルがスマートフォン「iPhone」を1-3月に1割程度減産すると伝わっている。また、小森<6349>、オルトプラス<3672>、パイオラックス<5988>などが東証1部下落率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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