日経平均は6日続伸。為替市場で円安・ドル高が一服していたことを受けて、本日の日経平均は利益確定売りが先行して34円安からスタートした。朝方に一時19060.72円<br/>(前日比94.31円安)まで下落したが、投資家の押し目買い意欲は強く、前場にはプラスに切り返す場面が見られた。日本銀行による上場投資信託(ETF)買いへの思惑もあり、後場は引けにかけて強含みとなった。今晩からの米連邦公開市場委員会<br/>(FOMC)を見極めたいとするムードもあったが、「想定以上に底堅い」との見方が市場では聞かれた。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比95.49円高の19250.52円となった。東証1部の売買高は23億<br/>1300万株、売買代金は2兆8389億円だった。業種別では、水産・農林業や医薬品の上げが目立ったほか、情報・通信業、石油・石炭製品も上昇率上位に顔を出した。一方、その他製品、機械、保険業が下落率上位だった。<br/><br/>個別では、トヨタ自<7203>が小高く、NTT<9432>、東京電力HD<9501>、花王<br/><4452>が3%超、キーエンス<6861>が4%超の上昇となった。前日に続き内需・ディフェンシブ関連株に資金が向かった。JOLEDを子会社化すると報じられたJDI<6740><br/>は上げ幅を拡大する展開となり、12%高で取引を終えた。JDIのほか、サニックス<br/><4651>やシーズHD<4924>が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974><br/>やSMC<6273>が3%超の下落。SMCは空売り筋によるネガティブなレポートが嫌気された。なお、別の空売り投資家によるレポートが観測された日本電産<6594>も急落する場面があったが、引けにかけて前日終値水準まで戻した。その他売買代金上位では三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、野村<8604>などがさえない。ソフトバンクG<9984>は小安い。また、オルトプラス<3672>、安永<7271>、三益半導<8155>などが東証1部下落率上位となった。<br/>

<HK>