<br/><br/>【3日続落、積極的な買いは限定的、直近IPO銘柄の一角が売られる】5日(月)<br/><br/>■概況■902.76、-4.26<br/>5日(月)のマザーズ市場では、注目されたイタリア国民投票の結果を受けて日経平均が続落するなか、マザーズ指数も朝方の買い一巡後は軟調推移となった。マザーズ市場では重要イベントを前に前週後半から換金売りが目立ち、本日は一段と売り込む流れとはならなかった。ただ、積極的な買いも限定的で、売買はやや低調だった。なお、マザーズ指数は3日続落、売買代金は概算で806.54億円。騰落数は、値上がり84銘柄、値下がり122銘柄、変わらず17銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのモブキャス<3664>や、SOSEI<4565>、イグニス<3689>、WASHハウス<6537>、グリーンペプ<4594>などが下落。キュレーションサイトを巡る問題を受けてGunosy<6047>に連想売りが広がる場面もあった。また、直近IPO銘柄のフィルカンパニー<3267>、JMC<5704>、スタジオアタオ<3550>や、利益確定売り優勢だったインベスターC<1435>などがマザーズ下落率上位に並んだ。一方、メタップス<6172>、オンコリス<4588>、Jストリーム<4308>、リファインバス<6531>、モバファク<3912>などが上昇。また、ソケッツ<3634>が連日のストップ高となったほか、サイバーS<3810>が引けにかけてストップ高まで急伸した。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【4日続落、引き続き主力株の上値重く、GTSなどがストップ高】6日(火)<br/><br/>■概況■898.94、-3.82<br/>6日(火)のマザーズ市場では、前日の海外株高や日経平均の反発スタートを受けて買いが先行した。ただ、主力株が引き続き上値の重い展開となり、後場に入るとマザーズ指数はマイナスに転じた。軟調なマザーズ市況が嫌気されてか、引けにかけて弱含む銘柄も目立った。一方、引き続きテーマ株や直近IPO銘柄の一角が循環的に買われた。なお、マザーズ指数は4日続落、売買代金は概算で919.21億円。騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり103銘柄、変わらず11銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>モブキャス<3664>やSOSEI<4565>が小安いほか、イグニス<3689>、リファインバス<6531>、オンコリス<4588>、サイバーダイン<7779>などが軟調。ムーミン施設の開業時期延期を発表したフィンテック<8789>が後場急落してマザーズ下落率トップ。前日ストップ高のソケッツ<3634>やサイバーS<3810>も急反落して10%超安となった。一方、マザーズ売買代金トップのメタップス<6172>は大幅続伸。同2位のOTS<4564>はマイルストーン受領が材料視されて朝方大きく買われた。その他では、人工知能(AI)技術を用いた病理診断支援ツール開発に参画するINSPEC<6656>、JSR<4185>との資本業務提携などが材料視されたGTS<4584>、直近IPO銘柄のエルテス<3967>がストップ高。WASHハウス<6537>も10%を超える上昇となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【小幅に5日続落、主力株がさえず相対的に低調、アークンはストップ高】7日(水)<br/><br/>■概況■897.92、-1.02<br/>7日(水)のマザーズ市場は、引き続き他市場に比べ軟調な展開だった。個別材料や値動きを手掛かりとして小型株が散発的に買われたが、主力株は上値の重い展開が続いた。直近で上昇の目立っていた銘柄にも利益確定売りがかさんだ。なお、マザーズ指数は小幅に5日続落、売買代金は概算で908.56億円。騰落数は、値上がり112銘柄、値下がり104銘柄、変わらず8銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>SOSEI<4565>、モブキャス<3664>、WASHハウス<6537>、INSPEC<6656>などが下落し、サイバーダイン<7779>も小幅に下げた。また、前日ストップ高のGTS<4584>とエルテス<3967>、前週値を飛ばしていたオンコリス<4588>は利益確定売りが広がり10%を超える下落となった。一方、売買代金トップのメタップス<6172>や、イグニス<3689>、フィンテック<8789>、チェンジ<3962>、シルバーエッグ<3961>などが上昇。ミクシィ<2121>やOTS<4564>も小幅に上昇した。また、アークン<3927>とグリーンペプ<4594>がストップ高まで買われ、カナミックN<3939>、キャリア<6198>、アライドアーキ<6081>、サイバーS<3810>も10%を超える大幅高となった。なお、本日マザーズ市場へ新規上場したイントラスト<7191>は公開価格を36%上回る堅調な初値形成となった。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【6日続落、SOSEIなどバイオ株が売られる、DDSはストップ高】8日(木)<br/><br/>■概況■888.55、-9.37<br/>8日(木)のマザーズ市場は、日経平均が終値ベースの年初来高値を更新するなか、軟調ぶりが目立った。ソフトバンクG<9984>が連日の大幅高となるなど東証1部銘柄に資金が向かっているうえ、米国市場で医薬品・バイオ株が下落した流れを受けて、SOSEI<4565>などマザーズ時価総額上位のバイオ株が大きく売られた。なお、マザーズ指数は6日続落、売買代金は概算で880.20億円。騰落数は、値上がり72銘柄、値下がり142銘柄、変わらず10銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>SOSEIがマザーズ売買代金トップで7%下落した。足元で上値の重さが意識されていたことも下げ足を速める要因となった。その他バイオ株では窪田製薬HD<4596>やグリーンペプ<4594>の下げが目立った。また、モブキャス<3664>、イグニス<3689>、WASHハウス<6537>、サイバーダイン<7779>が小安い。メタップス<6172>は利益確定売りが広がりマザーズ下落率トップとなった。一方、ミクシィ<2121>が4%高となったほか、エルテス<3967>、チェンジ<3962>、エボラブルA<6191>などが上昇。DDS<3782>は同社オンライン認証ソリューションが日本ヒューレット・パッカードの提供するFIDO認証基盤構築サービスに採用されてストップ高となり、ソニー・インタラクティブエンタテインメント子会社と共同でゲームアプリを制作すると発表したドリコム<3793>も一時ストップ高まで買われた。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>【7日ぶり反発、売買代金トップのSOSEI上昇がけん引】9日(金)<br/><br/>■概況■904.95、+16.40<br/>9日(金)のマザーズ市場では、日経平均が堅調に上値追いを続ける中、押し目買いの動きが優勢となった。注目度の高かったZMPの上場延期が伝わったことで、待機資金もマザーズ市場に向かったようだ。とりわけ、ノバルティス社の試験結果が材料視されて、時価総額上位のSOSEI<4565>が大きく値を上げたことで、指数を押し上げる格好にもなった。なお、マザーズ指数は7日ぶり反発、売買代金は概算で947.48億円。騰落数は、値上がり109銘柄、値下がり103銘柄、変わらず12銘柄となった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>マザーズ売買代金トップのSOSEIが6%超の上昇に。ヘリオス<4593>はアナリストの目標株価引き上げが買い材料視された。イグニス<3689>はVR新子会社が期待材料視されたほか、株主総会の接近で思惑も高まってきているもよう。前日に下落率トップとなったメタップス<6172>も急反発。セキュリティ関連に関心が向かいDDS<3782>も強い動き。ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、直近IPOのエルテス<3967>なども堅調で、イントランス<3237>、ACCESS<4813>も賑わう。一方、ドリコム<3793>が急反落となり、鎌倉新書<6184>は好決算発表も出尽し感で売られる。セレス<3696>、チェンジ<3962>なども上値重い動き。<br/><br/><br/>-------------------------------------------<br/><br/><br/>

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