<br/><br/>【大幅に3日続伸、円安進み一時300円超の上昇】14日(月)<br/><br/>■概況■17672.62、+297.83<br/>14日(月)の日経平均は大幅に3日続伸。11日の米国市場でNYダウが続伸したほか、寄り付き前に発表された7-9月期国内総生産(GDP)速報値が前期比年率2.2%増と市場予想を大きく上回ったことなどを受けて、日経平均は92円高からスタートした。寄り付き後は1ドル=107円台まで円安が進むとともに上げ幅を広げ、17600円台に乗せた。前引けにかけて円安一服とともに伸び悩む場面もあったが、後場に入ると米長期金利の上昇を受けて再びドルが買われ、日経平均は一時17697.33円(前週末比322.54円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前週末比297.83円高の17672.62円となった。東証1部の売買高は25億2766万株、売買代金は2兆6449億円だった。業種別では、海運業、証券、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは医薬品、食料品、水産・農林業の3業種のみだった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>決算発表を控えた三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株や、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、東芝<6502>などがしっかり。マツダ<7261>が5%を超える上昇となるなど円安進行を受けて自動車株が買われた。任天堂<7974>や野村<8604>、三井不<8801>、ブリヂス<5108>の上げも目立った。一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたSUMCO<3436>は7%超、上期決算と自己株式の消却を発表したシチズン<7762>は9%超の上昇。また、A&Aマテリ<5391>、トーヨーカネツ<6369>、ナカノフドー<1827>などが東証1部上昇率上位となった。一方、前週末に決算発表したNTT<9432>や、JT<2914>、KDDI<9433>、コマツ<6301>、スズキ<7269>などがさえない。また、通期業績予想を下方修正した洋ゴム<5105>やロート<4527>が急落し、東亜建<1885>、OSJBHD<5912>などと東証1部下落率上位に並んだ。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【4日ぶり小幅反落、利益確定売りで上げ一服】15日(火)<br/><br/>■概況■17668.15、-4.47<br/>15日(火)の日経平均は4日ぶり小幅反落。14日の米国市場でNYダウが連日の最高値更新となったことや、為替市場で1ドル=108円台まで円安が進んだ流れを受けて、日経平均は17円高からスタートした。朝方に一時17727.58円(前日比54.96円高)まで上昇したものの、ここまでトランプ次期米大統領の政策に対する期待から急ピッチの上昇を見せていただけに、円安一服とともに利益確定売りで上値の重い展開となった。度々プラスへと切り返す場面も見られたが、おおむね小幅安水準でこう着感の強い展開だった。大引けの日経平均は前日比4.47円安の17668.15円となった。東証1部の売買高は24億9486万株、売買代金は2兆5886億円だった。業種別では、パルプ・紙、海運業、陸運業が下落率上位だった。一方、銀行業、倉庫・運輸関連業、医薬品が上昇率上位だった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、三井不<8801>、ファーストリテ<9983>などが小安く、ソニー<6758>や花王<4452>は軟調。スズキ<7269>は2%超の下落となった。前日発表した決算を受けて電通<4324>は6%、北越紀州<3865>は8%を超える下げ。また、オプティム<3694>、DI<4310>、JBR<2453>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>が売買代金トップで4%超の上昇。三井住友<8316>、みずほ<8411>も買われた。メガバンクは減益ながら市場予想を上回る決算だった。トヨタ自<7203>、JT<2914>、NTT<9432>はしっかり。その他売買代金上位では富士重<7270>やりそなHD<8308>が3%高となったほか、ガンホー<3765>は商いを伴って9%高と急伸。また、ヤーマン<6630>、ソディック<6143>、キャリアDC<2410>などが東証1部上昇率上位となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【反発、銀行株が連日大幅高で相場けん引】16日(水)<br/><br/>■概況■17862.21、+194.06<br/>16日(水)の日経平均は反発。15日の米国市場でNYダウは54ドル高となり、連日で最高値を更新した。為替市場では米経済指標の予想上振れを受けて一時1ドル=109円台まで円安・ドル高が進み、日経平均はこうした流れを受けて164円高からスタートした。前場は円安一服により上値の重い場面も見られたが、銀行株が連日の大幅高となって相場をけん引し、前引けにかけて一段高となった。後場はおおむね17800円台後半で推移した。日経平均は今年2月に付けた戻り高値(17905.37円)に迫る動きとなっている。大引けの日経平均は前日比194.06円高の17862.21円となった。東証1部の売買高は27億2666万株、売買代金は2兆8561億円だった。業種別では、銀行業が5%高となった他、鉱業、倉庫・運輸関連業、保険業、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、下落したのは不動産業のみだった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>メガバンク株が前日に続き大きく買われ、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>が6%高、三井住友<8316>が5%高となった。スマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」を12月15日に配信開始すると発表した任天堂<7974>は一時5%高まで買われた。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>などが堅調。富士重<7270>、マツダ<7261>といった自動車株や、第一生命HD<8750>、三住トラスト<8309>も上げが目立った。前日決算発表したあおぞら<8304>は9%高と急伸。また、トランザクショ<7818>、東京産業<8070>、住江織<3501>などが東証1部上昇率上位となった。一方、JT<2914>が小安いほか、三井不<8801>、三菱商事<8058>、三菱地所<8802>、東芝<6502>などがさえない。また、DI<4310>、トヨタ紡織<3116>、ゲンキー<2772>などが東証1部下落率上位となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【小幅続伸、「アベトラ会談」への期待で底堅さ】17日(木)<br/><br/>■概況■17862.63、+0.42<br/>17日(木)の日経平均は小幅続伸。16日の米国市場でNYダウが8営業日ぶりに反落し、為替相場もやや円高方向に振れていたことから、日経平均は95円安でスタートした。ここまで急ピッチの上昇が続いていた銀行株を中心に利益確定売りが先行した。前場には日本銀行が初の指値オペ(公開市場操作)を実施すると伝わりプラスに切り返す場面もあったが、おおむね小幅安水準でもみ合う展開だった。しかし、今晩予定される安倍首相とトランプ次期米大統領の会談への期待もあり、引けにかけて再びプラス圏に浮上するなど底堅さを見せた。大引けの日経平均は前日比0.42円高の17862.63円となった。東証1部の売買高は23億7012万株、売買代金は2兆4285億円だった。業種別では、空運業、鉱業、食料品が上昇率上位だった。一方、証券、保険業、銀行業が下落率上位だった。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、JT<2914>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>などがしっかり。見開き型の液晶を開発と報じられたJDI<6740>は5%の上昇。また、アイロムG<2372>は「やせる細胞」の量産技術を開発との報道を受けてストップ高比例配分となり、東京産<8070>やアドクリ<8798>などとともに東証1部上昇率上位に並んだ。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株がマイナスで取引を終えたが、引けにかけて下げ幅を縮小した。その他、トヨタ自<7203>、KDDI<9433>、富士重<7270>などがさえない。ソニーFH<8729>が4%安となるなど保険株の下げが目立った。また、ガンホー<3765>が新作ゲームリリースによる材料出尽くし感から急落し、フジテック<6406>やJAC<2124>とともに東証1部下落率上位となった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>【3日続伸、18000円回復後は売り買い交錯】18日(金)<br/><br/>■概況■17967.41、+104.78<br/>18日(金)の日経平均は3日続伸。17日の米国市場は予想を上回った経済指標のほか、イエレン(FRB)議長が早期の利上げが適切との認識を示したことが好感された。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の18100円、円相場は1ドル110円台に乗せるなか、日経平均は1月7日以来の18000円を回復して始まった。その後は節目突破による達成感等もあり、18000円を挟んでの狭いレンジ取引が続いた。大引けの日経平均は前日比104.78円高の17967.41円となった。東証1部の売買高は25億4106万株、売買代金は2兆7241億円だった。業種別では海運、輸送用機器、ガラス土石、その他製品、金属製品、非鉄金属、空運、陸運、ゴム製品が堅調。半面、医薬品、保険、食料品、鉱業などが一服。<br/><br/><br/>◆注目銘柄◆<br/>ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい値がさの一角が堅調。円安を好感してトヨタ<7203>、任天堂<7974>、富士重<7270>、村田製<6981>、マツダ<7261>が堅調。一方で、KDDI<9433>、JT<2914>、NTTドコモ<9437>、アステラス<4503>が軟調。また、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>のメガバンク3行は、買い先行も、午後は利食い優勢だった。<br/><br/><br/>------------------------------------------<br/><br/><br/>

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