日経平均は小幅続伸。16日の米国市場でNYダウが8営業日ぶりに反落し、為替相場もやや円高方向に振れていたことから、日経平均は95円安でスタートした。ここまで急ピッチの上昇が続いていた銀行株を中心に利益確定売りが先行した。前場には日本銀行が初の指値オペ(公開市場操作)を実施すると伝わりプラスに切り返す場面もあったが、おおむね小幅安水準でもみ合う展開だった。しかし、今晩予定される安倍首相とトランプ次期米大統領の会談への期待もあり、引けにかけて再びプラス圏に浮上するなど底堅さを見せた。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比0.42円高の17862.63円となった。東証1部の売買高は23億<br/>7012万株、売買代金は2兆4285億円だった。業種別では、空運業、鉱業、食料品が上昇率上位だった。一方、証券、保険業、銀行業が下落率上位だった。<br/><br/>個別では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、JT<2914>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>などがしっかり。見開き型の液晶を開発と報じられたJDI<6740>は5%の上昇。また、アイロムG<2372>は「やせる細胞」の量産技術を開発との報道を受けてストップ高比例配分となり、東京産<8070>やアドクリ<8798>などとともに東証1部上昇率上位に並んだ。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411><br/>といったメガバンク株がマイナスで取引を終えたが、引けにかけて下げ幅を縮小した。その他、トヨタ自<7203>、KDDI<9433>、富士重<7270>などがさえない。ソニーFH<8729>が4%安となるなど保険株の下げが目立った。また、ガンホー<3765>が新作ゲームリリースによる材料出尽くし感から急落し、フジテック<6406>やJAC<br/><2124>とともに東証1部下落率上位となった。<br/>

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