11時00分現在の日経平均株価は17846.96円(前日比15.25円安)で推移している。16日の米国市場でNYダウは54ドル安と8営業日ぶりに反落し、為替相場も米経済指標の予想下振れなどからやや円高方向に振れた。こうした流れを受けて、ここまで急ピッチの上昇が続いていた銀行株を中心に利益確定売りが先行し、日経平均は95円安からスタートした。寄り付き後は今晩の安倍首相とトランプ次期米大統領の会談内容を見極めたいとの思惑からもみ合いが続いていたが、前場後半に差しかかり前日終値近辺まで値を戻している。<br/><br/>個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が2-3%の下落で推移している。第一生命HD<8750>、富士重<7270>、野村<8604>もさえない。ガンホー<3765>は新作ゲームリリースによる材料出尽くし感から4%超の下げ。その他、ソニーFH<8729>、ファストロジク<6037>、フジテック<6406>などが東証1部下落率上位となっている。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>などがしっかり。見開き型の液晶を開発と報じられたJDI<6740>は6%近い上昇。また、東京産<8070>、トランザクショ<7818>、N・フィールド<6077>などが東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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