日経平均は4日ぶり小幅反落。14日の米国市場でNYダウが連日の最高値更新となったことや、為替市場で1ドル=108円台まで円安が進んだ流れを受けて、日経平均は17円高からスタートした。朝方に一時17727.58円(前日比54.96円高)まで上昇したものの、ここまでトランプ次期米大統領の政策に対する期待から急ピッチの上昇を見せていただけに、円安一服とともに利益確定売りで上値の重い展開となった。度々プラスへと切り返す場面も見られたが、おおむね小幅安水準でこう着感の強い展開だった。<br/><br/>大引けの日経平均は前日比4.47円安の17668.15円となった。東証1部の売買高は24億<br/>9486万株、売買代金は2兆5886億円だった。業種別では、パルプ・紙、海運業、陸運業が下落率上位だった。一方、銀行業、倉庫・運輸関連業、医薬品が上昇率上位だった。<br/><br/>個別では、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、三井不<8801>、ファーストリテ<br/><9983>などが小安く、ソニー<6758>や花王<4452>は軟調。スズキ<7269>は2%超の下落となった。前日発表した決算を受けて電通<4324>は6%、北越紀州<3865>は8%を超える下げ。また、オプティム<3694>、DI<4310>、JBR<2453>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>が売買代金トップで4%超の上昇。三井住友<8316>、みずほ<8411>も買われた。メガバンクは減益ながら市場予想を上回る決算だった。トヨタ自<7203>、JT<2914>、NTT<9432>はしっかり。その他売買代金上位では富士重<7270>やりそなHD<8308>が3%高となったほか、ガンホー<3765>は商いを伴って9%高と急伸。また、ヤーマン<6630>、ソディック<6143>、キャリアDC<br/><2410>などが東証1部上昇率上位となった。<br/>

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