■弱含み、米国との金利差拡大が意識される<br/><br/>先週のユーロ・ドルは弱含み。欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策は2017年以降も継続するとの見方が広がり、米国とユーロ圏の金利差拡大を意識したユーロ売り・米ドル買いが活発となった。1.09ドルを下回った時点でストップロスとみられるユーロ売りが観測されており、ユーロの上値は一段と重くなった。取引レンジ:1.0859ドル-1.1039ドル。<br/><br/>■下げ渋りか、一段安には新たな売り材料が必要<br/><br/>今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は20日の理事会で今後の緩和方針継続を決定しており、投資家のユーロ売り・ドル買いの興味が大きく低下することはないとみられる。ただし、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、目先的にユーロの下げ余地は小さいとの見方が多い。<br/><br/>予想レンジ:1.0750ドル-1.0950ドル<br/><br/>■軟調推移、量的緩和策継続で売り強まる<br/><br/>先週のユーロ・円は軟調推移。ドル・円相場に大きな動きはなかったが、米国とユーロ圏の金利差拡大への期待は残されており、ユーロ売り・米ドル買いの取引が広がったことから、ユーロは114円台後半から112円台後半まで反落する展開となった。取引レンジ:112円61銭-114円68銭。<br/><br/>■やや強含みか、株高と原油価格安定は支援材料<br/><br/>今週のユーロ・円はやや強含みか。欧州中央銀行(ECB)は金融緩和策を当面継続する方針であり、ユーロの上昇を抑える一因となる。ただし、原油価格の高止まりを意識した短期筋などのユーロ買いも観測されている。また、米大統領選で共和党のトランプ候補が後退していることは市場の警戒感を低下させる材料となり、主要国の株高が期待できることから、ユーロの対円レートは底堅い動きを見せる可能性がある。<br/><br/>○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント<br/>・24日:10月マークイット製造業PMI(予想:52.6、9月:52.6)<br/>・24日:10月マークイットサービス業PMI(予想:52.4、9月:52.2)<br/><br/>予想レンジ:112円00銭-115円00銭<br/><br/><br/>

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